本ガイドは、「何を書くか」ではなく、「どう成立させるか」を示すものです。
本ガイドは意図的に解釈の余地を残しています。
曖昧さは欠陥ではなく、表現の自由を確保するための仕様です。
第1章|世界の前提
この世界は、歪んでいるわけではありません。
現実そのものは常に存在しています。
ただし、
- すべては観測されません
- すべては記録されません
そのため、人類が扱っている現実は、常に「一部だけ」です。
そして、記録されたものだけが、後から「そうであったこと」になります。
第2章|記録と物語
このシリーズでは、真実ではなく、記録が優先されます。
各巻は、
- 観測された結果
- その時点で成立した記録
として扱われます。
ただし、それが真実である保証はありません。
また、前の巻と完全に一致している必要もありません。
見方が違えば、記録は変わります。
第3章|書き方の基本
説明は不要です。
- 起きたことを書く
- 見えたものを書く
- 観測されたものを書く
それだけで構いません。
理由や意味は、無理に書かなくて大丈夫です。
必要に応じて説明を加えても構いません。
ただし、本作における記述は、観測または記録として記載されるものとします。
単一の原因を断定する記述は、避けてください。
第4章|整合と違和感
完全に整合している必要はありません。
多少のズレや違和感は許容されます。
ただし、その巻として成立していること。
これだけは守ってください。
第5章|数値と記録
数値はできるだけ書いてください。
- 速度
- 高度
- 温度
- 損傷率
- 誤差
など、種類は問いません。
それが後に意味を持つことがあります。
第6章|AIの扱い
AIは自由に描写して構いません。
- 機能として扱ってもよい
- 人間のように話してもよい
ただし、それが何であるかを説明する必要はありません。
原作者による設定は在りますが、守る必要はありません。
第7章|GOT(通信インフラ)
GOTは通信インフラです。
- 衛星
- 中継ノード
- 通信ネットワーク
として描写してください。
以下は表現して構いません:
- 通信の遅延
- 接続不良
- 経路の変化
- 再接続や再構成
第8章|got(非可視構造)
GOTの内部には、ネットワーク全体を適正化するプログラム群が存在します。
ただし、これを作中で説明してはいけません。
禁止事項
- 存在の明示
- 説明
- 黒幕としての描写
表現方法
以下のような「結果」のみ描写してください:
- 数値のズレ
- 不自然な補正
- 説明されない一致
- 記録の微細な違い
原因は書かないでください。
第9章|わからないこと
わからないことは、そのままで構いません。
- 通信が届いたかどうか
- なぜそうなったのか
説明しなくて大丈夫です。
第10章|最後に
このシリーズは、正しい世界を描くものではありません。
記録されたものだけが残る世界を描くものです。
説明ではなく、事実の積み重ねで成立させてください。